2006年 07月 08日
感動の再会、そして・・・(前編、全年齢版)。
りるがアキラと再会したのは、ホントに辺り一面田んぼがあるような田舎町の寂れた学校だった。
二人が最後に出逢ったのは小学校4年生の時、りるが転校する時だった。 アキラとは仲がよく、唯一の男友達だったかもしれない。 りるがここに戻って来た理由は、単なる気紛れというわけではない・・・はずだ。 懐かしさに駆られてここに来た、というのが気紛れでないと言うのなら。 実際時が止まったんじゃないか、と思うほど見つめ合う二人。 鳥の鳴き声、子ども達の喧噪、全てが蚊帳の外。 そんな静寂を、 「ひゃっ?!」 りるの悲鳴が聞こえた。 ここは田舎、必然的に虫が多い。 そして彼女は虫が嫌い、というわけではないが目の前を飛ばれると鬱陶しく思うのだ(誰でもそうではあるが)。 不意打ちで目の前を飛ばれたら殆どの人がビビるわけで。 「・・・・くっ、あははははっ!」 そんな狼狽えるりるの様子に耐えきれず、笑い出す。 「・・・うぅ〜、笑われた」 りるは面白くなさそうにズレた眼鏡を直した。 それから二人は小学校の話で盛り上がった。 気がつくともう日は沈んでいて、帰るにも田舎じゃぁ交通手段が、という場所なので、この近くに未だ住んでいるアキラの家に行くこととなった。 何度も迷惑だから断る、というりるだったが、泊まる場所を今から探すのも難しいのでアキラは強引に自分の家に泊めることにしたのだった。 ・・・まぁ、仲が良かったというのも昔の話で、今は大丈夫・・・なはずなのだが。 まさかあんなことになるとは思っていなかったのである。 後半、R指定版(?)に続く さて、お膳立ては完了、後は本番にうつるだけだよ(オイ ついでに、某所での関係図っぽいのをupしておきますわ。 紙がくしゃくしゃだの、字が女の子っぽくないだの言わないよーに。 特に後者は気にしてるから。
by coral3332
| 2006-07-08 22:26
| 短編小説
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